2019年度第4回研究会

概要

日時 2019年12月21日(土)
場所 麗澤大学あすなろ校舎2311教室

プログラム

14:00~14:45 中国語「速読」の実践報告-本学中国語専攻3年生の録音データをもとに 齋藤貴志
(麗澤大学)
14:45~15:30 テスト分析から見る第二外国語履修者の中国語の習得状況
―麗澤大学における初級クラスを中心に
中司梢
(麗澤大学)
15:45~16:30 日本人中国語学習者の謝罪表現における誤用:教員に対する発話を例として 温琳
(麗澤大学)

地図

発表概要

齋藤貴志(麗澤大学)
「中国語「速読」の実践報告-本学中国語専攻3年生の録音データをもとに」

 発表者は本務校で1年生から3年生の必修の授業の中で、中国語の「速読」を行っている。ここで言う「速読」とは、あるまとまった文章を,意味をよく理解しながら,スムーズかつリズミカルに一定の時間内で「速く読む」練習方法のことであり、通訳者養成講座などでよく行われるトレーニング方法の一つである。
 本発表では、授業内で指導したこと、また、授業内に録音した学生の「速読」を聞いて気づいた点などを実際の「速読」音源とともに紹介する。

中司 梢 (麗澤大学)
「テスト分析から見る第二外国語履修者の中国語の習得状況―麗澤大学における初級クラスを中心に」

 麗澤大学では、第二外国語としての中国語の授業は週二コマ設けられている。一コマはネイティブ教員が担当する会話能力の向上を目標とするクラスであり、もう一コマは非ネイティブ教員が担当する文法習得を目標とするクラスとなっており、発表者は後者を担当している。本発表では、初級クラスの学期末試験の結果を分析し、学習者の学習状況と学習上抱える課題を洗い出す。この結果は今後の初級中国語教育の改善のための一助となると考えられる。

温 琳(麗澤大学)
「日本人中国語学習者の謝罪表現における誤用:教員に対する発話を例として」

 現代中国語における謝罪表現には“抱歉”、“对不起”、“不好意思”の三つがある。こういった表現の使用上の共通点、相違点についてはこれまでにも少なからず研究が為されてきた。だが、日本人中国語学習者の謝罪表現における誤用という角度からアプローチした研究はあまり進められていない。本発表では、日中両国で実施した質問紙調査の結果に基づき、以下の2点について検証する。(1)中国人学生が教員に対して謝罪表現を発話する場合、どの表現がより適切だと認識しているか、(2)日本人中国語学習者が謝罪表現をどのように使い分けているか。そして、その結果をもとに、日本の中国語教育に対して問題を提起する。