2021年度第2回研究会

1、開催日 : 2021年12月11日(土)13:00〜15:30
・オンライン(zoom)で実施。前日までに申し込み者にZoomアドレスを送信。
・参加費無料
・申し込みはこちら(12月6日(月)23:59申し込み締切)


2、発表者とタイムスケジュール 発表20分+質疑応答10分=1人30分

13:00〜13:05 諸注意
13:05〜13:35 張可蓉(関西大学・院)基于“可理解性”( comprehensibility )” 在会话中日本汉语学习者和母语话者 产生“不理解(incomprehensibility)”情况的考察
13:40〜14:10中西千香(立命館大学)中国語講読授業にレアリアを取り入れる
14:10〜14:20休憩
14:20〜14:50許 賢科(名古屋大学・院)状补可换位结构中的功能分布及对汉语教学的启示
—以形容词“多”、“晚”与动词的组合为中心—
14:55〜15:25張文青(立命館アジア太平洋大学) “会”、“能”、“可以”と可能補語との補完的表現の教授法について
―フレーズ・シャドーイング訓練法を用いた練習の効果―

<お願い>
・セキュリティの観点から、入室者の確認を致します。入室されましたらZoomのお名前を「フルネーム_所属」に変更してください。
・発表中は、必ず音声・ビデオをオフにしてください。

==========================
1)張可蓉(関西大学・院)
基于“可理解性”( comprehensibility )” 在会话中日本汉语学习者和母语话者 产生“不理解(incomprehensibility)”情况的考察
提要:
“可理解性”( comprehensibility )作为第二语言发音指导时采用的主要概念之一,表示母语话者或其它非母语话者是否可以容易地理解学习者的发音,是对话者在真实语境中是否可以交际成功的关键(Talia Isaacs,2012)。并且日本很多大学在汉语的教学目标中,都强调了说话者间的“沟通”“意思传达”的重要性(曲明,2016:45)。但是近年在L2可理解性(comprehensibility)的研究中,大多采用“演讲”“读文章”的方式进行调查,这样的方式既缺少沟通的“互动”,也没有强调学习者“自发”的对话,不符合真实交际的语境(Levis, 2018)。因此,强调有“互动”(interaction)和学习者“自发性”(spontaneous)的可理解性研究仍然需要进一步的讨论。
在这篇研究中,采用了自由会话的方式,对造成会话不理解( incomprehensibility )的情况进行了分析。主要流程为:1.由1位母语话者和9位汉语学习者以“最近开心的事”为主题,进行约5分钟的对话。2.采用think-aloud的方式,让3位母语话者对9段对话进行评价。3.从不理解的角度,对造成“会话者间的不理解(母语话者/学习者)”和“听者的不理解”的情况进行分类和讨论。
============================================
2)中西千香(立命館大学)
中国語講読授業にレアリアを取り入れる
要旨:
本報告は中国語講読の授業に如何にレアリアを導入するか、リアルな中国を盛り込むかを試みたものである。
中国語の講読の授業は、中国語の文法を確認したり、語彙の解説をしたり、また、文法・語彙に合わせた翻訳の仕方などポイントは多い。どこまで教えるか、単なる音読、翻訳の作業で終わるのか、教員の力量によるところが多い。筆者は、従来の方法に加え、講読のテーマに合わせて、レアリア(実物素材)や映像などを取り込みながら講読の授業を進めてみた。その準備から評価までを報告する。
また、課題は、ネットや自分たちが暮らす街にある中国語の実物素材(レアリア)を見つけ、それぞれの視点で、テーマを取り上げ、成果物で見せあうという方法をとった。教員が評価するだけではなく、学生同士でもコメント、議論できるようにした。自発的な学びを作り出すアクティブラーニングの一つの方法として提案したい。なお、本授業は、すべてオンラインで行った。
============================================
3)許 賢科(名古屋大学・院)
状补可换位结构中的功能分布及对汉语教学的启示
—以形容词“多”、“晚”与动词的组合为中心—
提要:
在汉语教学实践中,单音节形容词直接作状语和补语(例如“晚来/来晚了十分钟”、“多喝/喝多了点儿酒”等)的区别往往被解释为“有意”和“无意”的对立。换言之,状中结构表示有意行为,动补结构表示无意行为。这一认识虽然在汉语本体研究中有不少文献支持,但也存在把问题过分简单化的倾向。关于“多、少、早、晚”作状语,至少有两点事实值得我们注意。首先,此类形容词状语句本身可以表示“比较”或“客观”的语法意义,主体的意图性与之无关,有意还是无意常常取决于语境。以教材或参考书中常见的“对不起,我来晚了。”为例,与之相对的形容词状语句(如“对不起,我晚来了一步。”)也可用于主语无意的语境中。其次,有意性对不同形容词用于状位时的解释力不尽相同。根据我们的调查,形容词“晚”作状语表示无意的情况要明显多于“多”。本报告将在尽可能全面地梳理相关事实的同时,联系状语、补语的句位意义和语用功能,从而进一步讨论对汉语教学的启示。
============================================
4)張文青(立命館アジア太平洋大学)
“会”、“能、可以”と可能補語との補完的表現の教授法について
―フレーズ・シャドーイング訓練法を用いた練習の効果―
要旨:
第二言語学習として中国語の可能表現である助動詞の“能、会、可以”に関する教授法と「結果可能表現」と呼ばれ、動作・行為の実現が可能か否かを表す可能補語の教授法に関する先行研究は多くある。一方で、学習者の“能、会、可以”に関する誤用や可能補語を用いるべきところとの間違いは依然として多い。特にオンライン授業が実施されている中「我的网络不好,我不会进Zoom教室。」、「老师,我不可以听见/不会听见。」のようにオンライン授業でトラブルが発生したときに、緊急に教員に連絡をしようとして使った表現の中に、この誤りが多く見られた。
本報告では、可能表現の誤用改善を目的として、助動詞の“能、会、可以”を教授する際に、「可能表現」の文法的意味を再分類し、それに対応する“会”、“能、可以” の順に教えることや可能補語の表現と併せて指導することの重要性を主張する。さらに、認知言語学的見地より知覚訓練法として有効とされるシャドーイング練習法を用いたフレーズ・シャドーイングの練習効果を報告する。