汉语高考的内容效度分析―以2010-2016年的试卷为对象―

小川典子(大阪大学・院)
キーワード :
语言测试
内容效度
汉语高考
高中汉语教学
继承语教育
 2016年度大学入試センター試験において,外国語科目総受験者530,748名のうち,中国語の受験者は482名にすぎなかった。現在,高等学校には2万人近くの中国語学習者がいるとされているが,何故中国語の受験者はこれほど少ないのだろうか。  本稿では言語テスト理論に基づき,2010年から2016年までのセンター試験「中国語」の内容的妥当性を検証した。その結果,語彙の難度が高すぎる等,高等学校での中国語教育の学習内容を超えている可能性が考えられ,問題作成部会による「問題作成の方針」とは合致しないような出題も見られた。異なるタイプの受験者層に対応するため,また他言語との平均点の差を縮めるため試験問題を調整した結果,一般の高校生には難しすぎて受験することができず,センター試験の本来の目的ともずれが生じ,内容的妥当性にも影響を及ぼしていると結論づけた。本稿の終わりでは,これらの問題に対してテストの公平性の観点から論述している。

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