第20回全国大会(2022年度)

  • 本大会は終了しました。

開催に当たって

 中国語教育学会第20回全国大会は来たる6月4日,5日の2日間にわたり,オンライン形式(宮崎大学)で開催される運びとなっております。
 今大会は藤井久美子委員長をはじめとする大会準備委員会委員の先生方のご尽力により,多彩なプログラムが用意されています。初日は輿水優先生と玉岡賀津雄先生による2本の基調講演,その後は第二外国語教育に関するシンポジウムが開催されます。2日目も2つの分科会が並行して開催されます。今大会は学会の母体として全国中国語教育協議会が立ち上がってから25年,中国語教育学会としての活動を始めてから20年という節目に当たる大会ということで,状況が許せば対面形式での開催を目指しておりましたが,現在の感染状況に鑑み,最終的にオンライン形式で実施することになりました。中国語教育に関わる諸先生が,オンライン上ではありますが一堂に会し,中国語教育の向上を目指して互いの知見と経験を交流する良い機会となることを願っています。


中国語教育学会会長 氷野善寛(目白大学)

 中国語教育学会第20回全国大会が6月4日,5日に開催されます。宮崎大学を会場に,と申し上げたいところですが,今回はオンラインの拠点のみお引き受けすることとなりました。約2年前,開催をお引き受けした際には,皆様が宮崎にご参集になり旧交を温めていただくことができる機会にと考えておりましたのでその点は残念です。ですが,対面での開催を前提に準備委員会でプログラムを検討してまいりましたおかげで,内容的には大変充実したものとなりました。輿水優先生と玉岡賀津雄先生のお二人にご講演をいただけるのは大変貴重な機会と存じます。さらに,宮崎大学多言語多文化教育研究センターとの共催として,宮崎大学で第二外国語教育を担当する教員もシンポジウムに参加させていただけることになりましたことには感謝申し上げます。会員諸氏からのご発表を含め,皆様と中国語教育についての知見を深められる機会となりますことを祈念いたしております。

第20回全国大会準備委員会委員長 藤井久美子(宮崎大学)

大会概要(日時・会場)

日時:2022年6月4日(土),5日(日)
会場:宮崎大学(オンライン)
共催(シンポジウム):宮崎大学多言語多文化教育研究センター
協力(基調講演1):目白大学

参加費・参加登録(事前申込制)

参加費:無料(会員,非会員とも)
参加登録:事前申込制

プログラム

【1日目】6月4日(土)

10:30~12:30 理事会
12:50~13:00 開会式
 学会長挨拶:氷野善寛(目白大学)
 開催校挨拶:新地辰朗(宮崎大学副学長,多言語多文化教育研究センター長)
 司会:藤井久美子(宮崎大学)
13:00~14:20 基調講演1
 テーマ:「中国語教育の『これまで』と『これから』(汉语教学 继往开来)」
 講師:輿水優(東京外国語大学名誉教授,中国語教育学会顧問)
 司会:藤井久美子(宮崎大学)
14:30~15:50 基調講演2
 テーマ:「大学を退職した心理言語学者が中国語を勉強して思ったこと」
 講師:玉岡賀津雄(湖南大学教授,名古屋大学名誉教授)
 司会:張婧禕(宮崎大学)
16:00~17:00 シンポジウム
テーマ:「中国語教育学会の20年と21世紀の第二外国語教育再考」
 登壇者:宮崎大学多言語多文化教育研究センター初修外国語(第二外国語)教員
 (ドイツ語:胡屋武志,フランス語:松井真之介,韓国語:金智賢)
司会進行:藤井久美子(宮崎大学)
17:10~18:00 会員総会(※中国語教育学会会員のみ)
18:00~ 懇親会(oViceを利用したオンライン懇親会)

2日目

時間分科会A-1分科会B-1
10:00~10:30辻千春(愛知文教大学)
「ポストコロナ時代」の言語学修・異文化交流―オンライン・タンデム学習のカリキュラム導入実施報告を通して―
羅華(立命館アジア太平洋大学)
连词“和”的教学策略
10:40~11:10島村典子(京都外国語大学)
葉懿萱(東呉大学)
COIL型中国語教育の試み―日台の学生の協働による研究発表活動の実践―
張可蓉(関西大学・院)
王片桐望(関西大学・院)
基于“可理解性”在会话中日本汉语学
习者的修正策略(repair)的考察
11:20~11:50呉青青(長崎外国語大学)
コミュニケーション能力の育成を目指したペアワークに関する実践報告―大学の中国語教育における対面授業とオンライン授業の比較を兼ねて―
王峰(関西外国語大学)
日语母语者汉语假设条件句习得偏误及其教学思考
司会森山美紀子(東海大学)中田聡美(大阪大学)

 11:50~13:00 ランチタイム

時間分科会A-2分科会B-2
13:00~13:30丁雷(島根県立大学)
对“两字连续轻声”中出现的高频轻声字的听辨研究
茂野瑠美(北陸大学)
Dennis W.Harmon II(公立小松大学)
村田和弘(北陸大学)
英語のクラス編成に準じた初修中国
語クラス編成の試みと考察

※本報告は諸事情によりご辞退されました
13:40~14:10花蕾(関西大学・院)
格式塔原则下的对日汉字教学研究
馬花力(大阪大学・院)
慣常性を表す文における助動詞“会”について―日本人学習者が産出した誤用例の分析を中心に―
司会謝平(福岡大学)鈴木慶夏(神奈川大学)

14:10~14:20 休憩

時間分科会A-3分科会B-3
14:20~14:50閻瑜(関西学院大学)
活用课文  练习“耳”“口”
―大学2外汉语听力与发音训练的尝试及调查分析―
佐々木俊雄(東洋大学)
方向補語を導入段階でどう教えるか
15:00~15:30樂大維(拓殖大学・非)
透過線上活動推廣臺灣華語與文化之實踐報告
張素娟(関西学院大学)
日本語を母語とする中級学習者の作文に見られる誤用例の分析
司会郭修靜(関西大学・非)丸尾誠(名古屋大学)

大会予稿集

 大会予稿集は電子版のみ発行します。大会開催の3日前から閲覧・ダウンロードできるようにします。

サブ会場(oVice会場)
書店即売会・出版社展示・相談会・談話室・懇親会会場)

 サブ会場として設置しているバーチャル空間(oVice)では1日目の「総会」終了後,18:00~20:00に「oVice」を利用してバーチャル空間でゆるやかな懇親会を開催します。開催時間中は出入り自由とし,食事やドリンクを持ち寄りながら,会員同士の交流に利用してください。なお,「oVice」は研究会や大学のイベントで幅広く使用されているオンラインイベントツールですが,この機会にぜひZoomとは一味違った新感覚のツールを体験してください。

第20回全国大会準備委員会

第20回全国大会(2022年度)準備委員会は以下の会員で構成されています。
以下、敬称略、五十音順です。
安藤好恵、浦山あゆみ、勝川裕子、鈴木慶夏、張婧禕、中田聡美、中田妙葉、藤井久美子(委員長)、丸尾誠、宮本大輔、森山美紀子

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