全国大会

会長挨拶

 来る6月1日、2日の両日、第22回全国大会が大阪大学箕面キャンパスで開催されます。今大会も、古川裕委員長をはじめとする大会準備委員会の先生方のご尽力により、充実したプログラムが用意されています。
 初日は、梁霞先生(美国圣路易斯华盛顿大学(Washington University in St Louis)东亚系教学教授・美国中文教师学会会长)をお招きし、《美国中文教育的历史、现状与未来——兼谈中文传承语教学问题》と題する基調講演があります。その後、「継承語としての中国語教育を考える」とのテーマで、継承語学習者について、そして高校・大学における母語・継承語教育の実践と展望について考える、大変興味深いシンポジウムが開催されます。
 2日目は分科会における口頭発表です。文法や教授法などさまざまなテーマをめぐっての研究発表が予定されていますが、ベトナム人学生や日本の幼児・児童など、中国語学習の多様なあり方を学ぶことができるのが今回の大会の特徴だと思います。中国語教育に関わる皆さまにとって、互いの知見と経験を共有する絶好の機会となることは間違いありません。
多くの会員の皆さまが参加されることを心より願っております。

2024年4月吉日
  中国語教育学会会長 植村麻紀子(神田外語大学)

準備委員会挨拶

 6月1日(土)、2日(日)に中国語教育学会第22回全国大会を開催いたします。今大会は大阪大学箕面キャンパスを会場とし、コロナ禍明けて初の懇親会を含め、対面形式により行います(なお、台風等の自然災害発生に備え、オンライン併用の準備をする予定です)。
 大会第一日目の基調講演は、CLTA(美国中文教师学会)会長でワシントン大学セントルイス校教授の梁霞先生においでいただき、アメリカでの中国語教育の過去、現在そして未来の姿をお話ししていただきます。ご講演では、アメリカで継承語として中国語を学ぶ現地学習者への教育法についても触れていただく予定です。シンポジウムでは、日本の中国語教育の現場でも近年増加している継承語学習者への教育に焦点を当てて、小川典子先生をコーディネーターとして諸先生に議論していただきます。
大会第二日目は合計8つの分科会で最新の研究成果を発表していただきます。
 今大会が日本における中国語教育の課題解決と今後の更なる発展のために役立つ学的交流の場となるよう願っております。地下鉄御堂筋線・北大阪急行線の延伸により交通アクセスが向上した大阪大学箕面キャンパスで、会員の皆様のご参加をお待ちしております。

2024年4月吉日
第22回全国大会準備委員会
古川裕(委員長・大阪大学)、相原里美(関西外国語大学)、池田晋(佛教大学)、郭修靜(大阪大学)、島村典子(京都外国語大学)、中田聡美(大阪大学)、日高知恵実(明治学院大学)、紅粉芳惠(大阪産業大学)

プログラム

6月1日(土):外国学研究講義棟

11:30-17:00受付1階/入口
11:30-18:00クローク2階/学術交流室
12:00-17:00書店・出版社展示会1階/記念ホール
9:30-10:302024年度第1回編集委員会5階/504教室
10:30-12:302024年度第1回理事会5階/504教室
11:30-17:00受付1階/入口
13:00-13:10開会式                          司会:中田聡美(大阪大学)
会長挨拶:植村麻紀子(神田外語大学)
開催校挨拶:古川裕(大阪大学/全国大会準備委員会委員長)
1階/大講義室
13:10-14:40基調講演                        司会:古川裕(大阪大学)
《美国中文教育的历史、现状与未来——兼谈中文传承语教学问题》
梁霞(美国圣路易斯华盛顿大学[Washington University in St Louis]东亚系教学教授・美国中文教师学会会长)
1階/大講義室
14:40-15:00休憩 
15:00-17:00シンポジウム                 司会:小川典子(愛知大学)
「継承語としての中国語教育を考える」
登壇者:櫻井千穂(大阪大学)
登壇者:王雁・栁素子(大阪府立門真なみはや高等学校)
登壇者:李光曦(大阪経済法科大学)
登壇者:小川典子・朱藹琳(愛知大学)
1階/大講義室
17:10-18:00会員総会1階/大講義室
18:30-20:00懇親会3階/食堂

6月2日(日):外国学研究講義棟

9:30-12:00受付1階/入口
9:30-16:00クローク2階/学術交流室
9:00-16:00書店・出版社展示会1階/記念ホール
分科会A-1(6階/603)分科会B-1(6階/628-629)分科会C-1(6階/632)
司会清原文代(大阪公立大学)長谷川賢(立命館大学)西香織(明治学院大学)
10:00-10:30コロナ禍における中国語遠隔授業の成果と課題―受講生へのアンケートの分析を中心に―
桜木陽子(関西大学・非)
中国語教育における謝罪の語用学的アプローチ:現状と将来性
茜千里(上智大学・非) 田芮源(東京学芸大学・院)
留学生を活用した中国語初級会話授業の構築―アクティビティの設計を中心に―
呉青青(長崎外国語大学)
10:40-11:10初級中国語クラスにおけるベトナム人学生の学習特徴とその原因について―日本人学生との混合クラスを例に
王維亭(千葉大学)
「形容詞+する/なる」の中国語訳における学習者の誤用に関する考察
小田陽子(大阪大学・院)
言語景観を中国語教育に活用する―教育実践から教材開発と授業デザインを考える―
袁暁今(愛知県立大学)
11:20-11:50浅谈在日越南留学生的汉语教育现状
畢文涛(北京語言大学東京校)
「案内」「案外」を用いた中国語/an/・/ang/の教授法について
金佳(関西大学) 中上花音(関西大学・学部)
マルチモーダルな中国語アウトプットとしてのShow & Tell活動―協働学習の導入による新たな展開を目指して―
単艾婷(公立小松大学)
11:50-13:00昼休み
分科会A-2(6階/603)分科会B-2(6階/628-629)分科会C-2(6階/632)
司会氷野善寛(目白大学)加藤晴子(東京外国語大学)丸尾誠(名古屋大学)
13:00-13:30ChatGPT-4における中国語誤用訂正機能の検証―「中国語学習者中国語作文誤用コーパス検索サイト」のデータを基に―
張恒悦(早稲田大学)
日本の中国語中級教材における文法項目の分析試行
張素娟(同志社大学)
注視点からみる中国語における“了”“着”の選択問題
何静(名古屋大学・院)
13:40-14:10「おうち中国語」から考える日本の幼児・児童中国語教育の問題と展望
赤池晴香(日中学院・非)
中国語の事象キャンセル
刘鉴锋(大阪大学・院)
“他穿着毛衣”と“他穿着一件毛衣”――教育現場における中国語数量詞の使用基準に関する一考察
閻瑜(お茶の水女子大学)
14:20-14:50中国語の助詞“了”の特徴について―初級学習者の作文の誤用を通して― 楊彩虹(北海道大学)
 分科会A-3(6階/603)分科会B-3(6階/628-629) 
司会丁雷(慶應義塾大学)勝川裕子(名古屋大学)
14:25-14:55汉语水平对日本汉语学习者词语搭配能力的影响
李佳(大阪大学)
方位詞“上”、“下”を含む対挙形式に関する一考察―構文文法の視点から― 楊宜璇(大阪大学・院)
15:05-15:35否定祈使句“副词+别+VP/AP”格式中常用副词的种类及其句式特征
許挺傑(大分県立芸術文化短期大学)
助動詞“可以”の用法と意味について
林嵐娟(大阪公立大学/近畿大学・非)

【事前参加申し込みのお願い】
・全国大会に参加される方は、会員/非会員ともに、可能な限り下記のPeatixより、参加費の事前決済にご協力お願いいたします。決済が完了した時点で、事前申し込み完了となります。
・当日受付、現金決済もございますが、当日現金決済の場合は、会員/非会員ともに大会参加費4,000円となります。どうかご了承ください。
事前参加申し込み:Peatix
https://taikai22-minoh-osaka.peatix.com

【Peatixでの購入チケットについて】
・Peatixで大会参加費、6/1懇親会参加費(参加希望者のみ)、6/2昼食弁当(購入希望者のみ)のチケットをご購入ください。領収書は、大会当日の受付にてお渡しします。

大会参加費
 事前申し込み:[会員]3,000円、[非会員]3,500円
 当日・現金:[会員/非会員]4,000円
6/1懇親会参加費
 事前申し込み:[会員/非会員]3,000円
 当日・現金:[会員/非会員]3,000円
6/2昼食弁当(ほっかほっか亭)
 事前申し込み:[会員/非会員]900円(お茶なし)
 当日・現金:購入不可

・大会参加費は、いずれか1日のみ参加、両日参加、ともに同額です。
・懇親会への当日参加も受け付けますが、参加可能人数は最大150名です。
・6/1の昼食弁当の販売はありません。
事前参加申し込みは、4月22日(月)から5月11日(土)までです。
・ご入金後のキャンセルによる返金については、事前参加申し込み締め切り(5月11日)までに、大会準備委員会のメールアドレスにご連絡いただいた場合のみ、振込手数料を差し引いた額を大会終了後、返金します。
  大会準備委員会メールアドレス:taikai2024■jacle.org(■を@に代えて使用してください)

【予稿集について】
予稿集は電子版のみとなります。大会1週間前から本会HP「全国大会」のページにて閲覧・ダウンロード可能となります。
https://www.jacle.org/annual22/
・キャンパス内にeduroamはありますが、Free Wi-Fiはありません。事前に予稿集をダウンロードしておくことをお勧めします。

【託児施設について】
・箕面キャンパス内に託児室を用意します。1時間当たり1,000円、1日当たり最大5,000円を利用者が負担することでご利用いただけます。
利用可能な時間は、6月1日は12時から20時まで、6月2日は9時から16時までです。
・ただし編集委員、理事、事務局、大会準備委員の場合は、6月1日の午前の時間帯も利用可能です。
ご利用希望者は、4月26日(金)までに、大会準備委員会までメールで直接ご連絡ください。ご利用申込書をお渡しいたします。
大会準備委員会メールアドレス:taikai2024■jacle.org(■を@に代えて使用してください)

【大学までのアクセス】
・大阪大学箕面キャンパスへのアクセスについては、下記のリンクをご覧ください。
https://www.osaka-u.ac.jp/ja/access/top
会場は「箕面キャンパス」です。最寄り駅は「箕面船場阪大前駅」(北大阪急行線)です。お間違えのないようにご注意ください
・箕面船場阪大前駅の改札を出ますと、出口1、出口2があります。出口2を出て、右へ直進しますと、大学の正面入口に着きます。これが最も分かりやすいルートです
・ただし、大学の正面入口は、1日目は11時30分から17時、2日目は9時から13時の時間帯のみ入構可能です。その他の時間帯は、守衛室のある入口より入構ください。

【大学周辺の環境】
・大学周辺にはコンビニ、スーパーがあります。両日ともにお昼の時間帯、大学内の食堂はご利用いただけませんのでご注意ください。
・宿泊施設は、大学最寄り駅周辺にはありません。宿泊される場合は、北大阪急行線及び御堂筋線の駅周辺の施設などを、ご自身で手配ください。

【その他の注意事項】
・大会参加者は、必ず最初に受付を済ませてください。2日目の受付は12時までです。
荷物のお預かりは1日目18時まで、2日目16時までとさせていただきます。
・キャンパス内は、全館禁煙です。
・今後、訂正・変更等があった場合は、本会HP「全国大会」のページに掲載しますのでご注意ください。

事前参加申し込み:Peatix
https://taikai22-minoh-osaka.peatix.com

全国大会ページ
https://www.jacle.org/annual22/

大学(箕面キャンパス)へのアクセス
https://www.osaka-u.ac.jp/ja/access/top

全国大会準備委員会

全国大会準備委員会は以下の会員で構成されています。
以下、敬称略、五十音順です。
古川裕(委員長・大阪大学)、相原里美(関西外国語大学)、池田晋(佛教大学)、郭修靜(大阪大学)、島村典子(京都外国語大学)、中田聡美(事務局幹事・大阪大学)、紅粉芳惠(大阪産業大学)

中国語教育学会全国大会準備委員会規約

タイトルとURLをコピーしました